あっしさんへの手紙 十二通目

2016 7 8 court

雨が降っています。
こんな日はあっしさんと初めてお目にかかった時のことを思い出します。


あっしさん、お元気でいらっしゃいますか?
きっとお元気ですよね?

私、あっしさんの姿をお見かけしたんです。
ちょうどお父様のお伴でお役所へ行った帰りに。

見間違いではありませんよね?
私が見間違えるはずがないですもの。

あっしさんのは真っ直ぐ前を向いたまま、足早に歩いて行かれました。
きっと大切なお仕事だったのでしょうね。
声をかけるのをためらうほど、凛々しく精悍な姿に思わす立ち止まってしまいました。

お父様は「どうしたの?」といぶかしんでおられましたが、「いえ、ちょっと立ちくらみが」と言葉を濁しておきました。
本当に立ちくらみがしそうだったんです。

あっしさんの姿を目にするとは思わなかったし、いつものあっしさんとは違う雰囲気をまとっていらしたから、不意を突かれたようにその場に立ち尽くしてしまったんです。
でも、それは素敵な姿でした。
できることなら駆け寄ってお顔を見せていただきたかったです。
でも、それが許される空気ではなかったし、第一お父様がびっくりして腰を抜かしかねませんものね。

お父様はまだ、あっしさんのことをご存知ないんです。
でも、心配なさらないでくださいね。
あっしさんなら大丈夫、きっとお父様も気に入ってくださるだろうし、あっしさんもお父様のことを好きになってくださるだろうから。
私の大好きな二人なのですもの、上手く行かない訳がありません。
お母様はあっしさんがにっこり笑ってくださったら、それで満足なさると思います。
今までお父様が一番だったお母様のお気持ちが、覆される日が来るのが密かな楽しみでもあるんです。


あの日のお仕事は無事に終わられましたか?
胸を張り、ぴんと背筋を伸ばした姿から、強いお気持ちが伝わって来ました。
あっしさんにとって大切なものを守るため、きっと人生を賭けて闘っていらっしゃるのだろうと想像しました。

少しだけ哀しい背中に見えました。
強いあっしさんでいらっしゃるはずなのに。
今度お目にかかった時は、もっと優しくしてさしあげないと、そう思いました。


あれから何日も経ったのに、まだあの日の余韻を引きずっているような気がしています。
あの日ほんの短い時間お見かけしただけなのに、忘れられない風景になりました。

私はあっしさんのために、何ができるのでしょうね。
あっしさんの想いが遂げられるよう祈ること。
あっしさんの心が穏やかになるよう願うこと。
あっしさんがお帰りになるまでここで待つこと。

どれも正解だけど どれも物足りない気もします。
足りない自分が情けなくもあります。

あっしさんは何もおっしゃらないから。
でも、これだけは伝えたいんです。

私の気持ちは、これっぽっちも変わっていないことを。
あっしさんは私の人生の一部であることを。

明日が来ること心待ちにできる あっしさんでいてくださるように。
いつか しあわせな笑顔を見せてくださる あっしさんにお目にかかれますように。
 



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2016-07-13(Wed)
 

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2016-07-14 05:51 |  |    [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

鍵コメさん、アンニョン。

ひとりのチカラには限界がありますね。
ましてや海を越えたお隣のことですから。

でも、ここでなくてはできないことがあります。
たくさんの応援したいっていうファンがいることが一番。
足を引っ張る人は、ファンとは呼べないんじゃないかな。

カンナムキムパは夕飯にしましたよ♫
2016-07-15 01:26 | knob | URL   [ 編集 ]

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